ごあいさつと趣旨説明



私は生まれつきの脳性マヒで、ずっと車椅子で生活しています。
群馬県で生まれ育ち、養護学校卒業後は兵庫県や宮城県で一人暮らしを続けてきましたが、2007年6月から一生に一回、暮らしてみたかった小笠原村で一人暮らしをはじめました。
来る前は、東京からフェリーで約1000キロもある超離島なので、
ハード的なバリアフリーが整っているのか心配していましたが、
来てみると、思っていたよりバリアフリーの設備があり、
施設面では暮らしやすい環境でした。

 気候も温暖ですし、多くの障害者や高齢者が訪れてほしいと願って、
このホームページを作ろうと思いたちました。
東京からフェリーで片道25時間という大きなハードルがありますが、
それを乗り越えて障害のある方もどんどん小笠原に来て欲しいと思っています。
その上でせっかくのバリアフリー設備があっても、
情報として小笠原に来られる皆さんに届かなければ、
活用されないのでもったいないわけです。

 そうかといって、私一人と介護者での調査・作成なので、
最初から多くのことを載せられないこともあり、
まずは基本となる多目的トイレ(多機能トイレ)の父島内の情報を載せたいと思います。
専門的な知識のないもので主観的な見方になりがちな面があり、
ご覧になられた皆さんから情報や指摘を送っていただいて、
より良い情報を更新していければと思っております。
叱咤・激励や、ご感想も含めてどんどん送ってきてください。
ご批判も甘んじて受けます。
小笠原の場合、ネット環境がまだまだ不自由で通信料が高額なため、
迅速な更新は困難なのでご理解ください。

なお、ここに載せた情報は、2008年5月に私自身が調査したものを基にしているので、
トイレ設置者が出している情報ではありませんので、ご了承ください。
正確な情報を得るには、各設置者にお問い合わせください。
あくまで島内を散策する上での参考情報としてください。

 いずれにせよ、一人でも多くの障害者や高齢者の方が
この情報を使って小笠原を満喫することを願っています。
それぞれトイレの形状も違うので、
自分の障害にあったトイレを使っていただければと思います。
宿泊施設や、商店やバスなども車椅子で利用できる場所は小笠原にも多くあるので、
フェリーのおがさわら丸や母島のことも含めて、
今後ゆっくり情報を掲載・更新していければと思っています。

 小笠原に来るときに「こんな情報が知りたい」という質問があれば、
どしどしお寄せください。
まだまだホームページの設計内容としては、プリントアウトしにくかったり、
視覚障害者や知的障害者の皆さんなどには読みづらい内容となっていたりしますので、
今後、改善していければと思っています。ぜひアドバイスをお待ちしております。

 そのことで私自身、小笠原村民として障害当事者の私に出来る方法で
活性化や情報発信に少しでも役立てればいいなと思っております。
皆さんに色々な面でご支援ご協力いただけるとありがたいです。


 それでは障害があっても気軽に小笠原に訪れてもらって、
皆さんにお会いできることを楽しみにしています。心よりお待ちしております。



大久保 健一
小笠原村父島在住



ルビが必要な方は以下をご覧ください。(Wordファイル)
ごあいさつと趣旨説明ルビ付き




戻る
戻る

                                                            





inserted by FC2 system